2025/02/08 (土)10:30 – 13:00
【チケット予約】
https://imff-0208-b1.peatix.com/
【概要】
昨今、映像制作の技術を学ぼうと来日する留学生が増えています。日本映画大学の在籍学生数をみると、令和6年は生徒のおよそ4割が留学生という数字が出ています。日本で学び、日本で制作した彼らの「日本映画」とはどんなものか。ここでは、中国人留学生を招き、実際にその映像作品を鑑賞するとともに、日本で映像制作を学ぶ理由や、中国映画と日本映画の違いなどの気づきを教えてもらいます。
登壇者:覃星翼(チンシンイ:日本大学大学院映像芸術専攻)
杨礼平(ヤン・リーピン) 映画監督
【上映作品】
『チェーホフの銃』
監督/脚本 黄宇聡
上映時間:30 分 製作年:2024 撮影地:日本・東京
あらすじ
監督のキイロと友人のアグは、新宿で大胆な実験を行う。ドキュメンタリー形式でフィクション映画を撮影する計画だ。しかし、キイロがヤクザのボス・ウィリアムのフルオート拳銃を盗んだことで、二人はプロの殺し屋に追われることになる。
逃亡中、17 歳の神秘的な家出少女・舞子と愛美に出会い、4 人はキイロの脚本の世界へと逃げ込む。夜が明けると共に、映画の第四の壁も崩れ始める。ゴミの厳格な分別が行われる東京のこの鋼鉄の都市で、捨てられたゴミのような映画のキャラクターたちは、最終的なリサイクルの運命から逃れることができるのだろうか?
監督コメント
この映画を撮ったのは、東京に来て5か月ほどのクリスマスでした。今でも日本語を勉強中ですが、映画を通して言葉の壁を越え、人が通じ合う世界を描きたいと思っています。日本映画の影響で日本に来た私の初めの一歩、『チェーホフの銃』をぜひお楽しみください!
『でかける』
監督・脚本 黄 彬彬(コウ ビンビン)
2023/中国・日本/カラー/ステレオ/16:9/12 分/日本語
あらすじ
40 代女の子が代わりに、男大学生にお墓参りを頼むことを描く物語です。
監督コメント
誰にでも逃げたいことがありますが、その逃げたいことに向き合わざるを得な
い時、それが物語の最高潮の瞬間です。
『厚徳載武』
―龍のカンフー家族
2023|48m46s|ドキュメンタリー
企画・監督:李琳琳
あらすじ
劉龍(りゅうりゅう)は奥さんの顧丹(こたん)、三人の子どもと一緒に中国の徐州市・邳州市周辺の田舎で生活している。彼はカンフーコーチとして、小さな道場を経営して、カンフーを自分の子どもたちにも教えている。子どもたちは大会を目指し、毎日練習を頑張っている。本作は、この家族の足跡を追って、日常生活を記録しながら、劉龍の仕事面と生活面の違い、そして子どもたちの成長が描かれる。
監督コメント
この作品は、私の大学時代の卒業作品です。独立ドキュメンタリー映画として映画祭に参加できることを、心より光栄に思います。私は、独立ドキュメンタリーにはその特有の魅力と個性があると感じています。この作品を通じて、「カンフー」という伝統文化の魅力を少しでも多くの方に伝えたいと思っています。皆さまのご来場をお待ちしております。